2016-01-01から1年間の記事一覧

GLSLで描くCircle Inversion Fractals

qiita.com GPUで暖を取りたい人のためのGLSL Advent Calendar 2016,25日目の記事です.前回の記事で紹介した円の反転という操作を用いてフラクタルを描いてみます. まずはこの画像のような4つの円板とその反転を考えます.それぞれの円の反転は自分以外の…

GLSLで描くHyperbolic Tessellation

qiita.com GPUで暖を取りたい人のためのGLSL Advent Calendar 2016,24日目の記事です.前回の記事で紹介したアルゴリズムを用いて双曲円盤上での敷き詰め模様を描いてみます.前回の例では,ユークリッド平面,つまり私達が普段考える平面での敷き詰めを行…

GLSLで描くTessellation

qiita.com GPUで暖を取りたい人のためのGLSL Advent Calendar 2016,23日目の記事です.今回の記事ではGLSLで敷き詰め模様,Tessellationをレンダリングする方法を紹介します. これを読むような人ならばTessellationというと,ポリゴンの三角形分割を思い浮…

数学とアートのカンファレンス,Bridgesの紹介

www.adventar.org この記事は日曜数学Adbent Calender7日目の記事です.今年の夏に8月9日から8月13日までフィンランドで開催されたBridgesというカンファレンスに参加してきました.今回はこの会議について紹介します. Bridgesとは Bridgesは数学とアートや…

点列をCatmull Rom曲線を通してBezier曲線列に変換する

前回,レイトレーシングでBezier曲線を描画する方法を紹介しました.しかし,Bezier曲線そのままでは意図した図形を描画することは大変です.今回は,特定の点列を通るCatmull Rom曲線という曲線をBezier曲線に変換する方法を紹介します. 当初,B-spline曲…

レイトレでベジェ曲線を描画する(Ray tracing for curves primitive)

レイトレーシングで曲線を描画する方法をまとめます.とりあえず3つほど見つけたのですが,今回はこちらの方法を実装してみました. Koji Nakamaru and Yoshio Ono, RAY TRACING FOR CURVES PRIMITIVE, WSCG 2002. ベジェ曲線を直接幅を持ったリボンのような…

Djangoのtemplate engineをstandaloneで使う

DjangoはPythonのWebアプリケーションフレームワークです.そのテンプレートエンジンのみを使いたいときの設定方法を調べてみたところ新旧様々な情報があり,苦労しましたのでまとめておきます.しかし,後から気づいたのですが,jinja2というテンプレートエ…

Orbit trapを考える

マンデルブロ集合などでよく使われるカラーリングのアルゴリズムにOrbit trapと呼ばれる手法があります.以前から試してみたかったのですが,ようやくある程度理解でき,このような作品をつくることができました. Kleinyan Cat at Shadertoy 今考えるとたい…

WindowsでOCamlを学ぶ環境を作るメモ

前々からやろうと思っていたOCaml学ぶ環境を整えました.WindowsでOCamlはつらいという話をよく聞きますが,入門する程度には問題ないでしょう. ちなみに読もうとしている本はプログラミング in OCamlです. プログラミング in OCaml 〜関数型プログラミン…

TokyoDemoFest2016に参加しました

2月20-21日に行われた日本で唯一のデモパーティ,Tokyo Demo Festに参加してきました.GLSLのFragment Shaderでグラフィックスを表示するGLSL Graphics Compoに"Indra's Bubbles"という作品を出して二位をいただきました.GLSL Graphics Compoで二位をいただ…

Clojure (overtone + quil)によるコーディングとコードを音楽にするライブコーディング環境の試作

www.youtube.com github.comParensymphonyはコーディングとコードが音楽になるライブコーディング環境の試作品です.ある授業の課題として作り,パフォーマンスをしました.動画を見ていただけるとわかるように,コーディングの操作に音がつきます.また,評…